1.メールサーバーの設置
インターネットと言えばメールがすごく一般的なものですよね。でも、メールをするためにはメール専用のサーバーが必要です。とはいえ、別にもう1台PCを用意する必要ってのは特にありません。だって、ホームページだけでウンギガって容量使わないんですから、一緒に使ってしまえばいいのです。
さて、IISの中にも簡単なメールサーバーの機能は持っていますが、今回はフリーウェアのメールサーバーである「EMWAC Internet Mail Service(以下IMS)」を使います。フリーだからといって機能が劣っているというわけではありません。ただし、BINDと同じく英語版ということになりますが、設定はここを見ながらやれば簡単にセットアップできますのでインストールしましょう。
まず設置の前にスタートメニューから設定のコントロールパネルを開いてサービスから、「Microsoft SMTP Service」を選択して停止を押してサービスを終了して下さい。
2.IMSのインストール
まず、ダウンロードしてきたファイルを解凍しましょう。とりあえず一時的なものなので、Tempのフォルダ内にでも解凍しておけば問題ありません。すると以下の7つのファイルが解凍されるはずです。
もし6つしかファイルが見えない場合は、隠れている場合がありますのでプロパティを開いて隠しファイルのチェックを外して下さい。そうすると、全て見えるようになるはずです。
さてインストールですが、インストーラはありませんので手動で行いますが難しくはありません。CディスクのWINNTの中のsystem32ディレクトリに、ims.cplとimscmn.dllをコピーします。続いてCディスクの下にimsというフォルダを作りましょう。その中に残りのファイルを全部いれてください。なお、imsに対して特別なアクセス制限はしないでください。
全てのファイルを移動したら、スタートメニューのプログラムからコマンドプロンプトを呼び出して、「cd
ims」と入力して「C:\ims>」となったのを確認して下さい。次に以下の通りに入力して、表の通りに表示されることを確認して下さい。
入力する文字 | 表示される文字 |
POP3S.exe -version | IMS POP3 Server 0.87 |
smtpds.exe -version | IMS SMTP Delivery Agent 0.86 |
SMTPRS.exe -version | IMS SMTP Receiver 0.83 |
ちゃんと表示されると思いますので、インストールをしましょう。インストールとはいえ、このままの状態で次の通り入力するだけです。「POP3S.exe -install」「smtpds.exe -install」「SMTPRS.exe -install」といれたらインストール終了です。