1.インターネットへの接続方法
インターネットにつなげるといってもいろいろな方法があります。一番簡単なのが、商用プロバイダで行っているダイヤルアップ接続という方法。これが、一般的に行われている接続方法ですね。ちなみに巷ではISDNという接続も流行っていますが、これもダイヤルアップの一つの方法です。
ただ、ダイヤルアップだと自分のPCをサーバーにはできないんです。なぜかというと、この方法ではインターネット上の自分のマシンの場所(IPアドレス)を限定できないからなんです。接続する度に仮のIPを接続先からかりているためなんです。接続先のプロバイダでは、2つ以上のIPを持っているためどこかが限定できないというわけです。現在はダイヤルアップを使いテレホーダイタイムのみの限定サーバーを運営している方もいるようですが、これはあまりおすすめできません。だって、それじゃサーバーをたちあげる意味がないでしょう。
最近はケーブルテレビのサービスでケーブル接続という方法もありますが、ローカル接続という方法でグローバルIPアドレスを割り当てられていないためサーバーにすることができないようです。結局、ダイヤルアップIP接続と変わらないんですね。
あと、会社などでお使いの場合はLAN(ローカルエリアネットワーク)でつなげるという手もあります。会社内でつながっているPCは社内からインターネットに出るときに専用線を使っていますから、けっきょくは同じことになります。ただ、LAN接続されている場合はローカル接続をしている可能性が高い上にインターネットと繋がる先にセキュリティ(PROXY、ファイヤーウォールなど)がかかってる場合もありますので、ネットワーク管理者に方法を問い合わせてみて下さい。
というわけで、個人(企業)では専用線というものを使って常時接続してしまうのが一番間違いない方法なので、今回は専用線を導入するところから始めましょう。
2.専用線を導入しよう!
専用線と言っても、なんだかよくわからない方もいらっしゃると思います。簡単に言ってしまうと、インターネットとPCを接続する専用の線ということです。けれども専用の線ですから、お値段もそれなりに高くなってしまうのはご了承ください。その分常時接続ということで、いくらつないでも金額は同じということを考えると安いかもですね。あと、専用線ですからデータの送られてくる転送レートも高いです。ま、これ以上難しいことは書かないことにしましょう。知りたい方はご自分で調べて下さいね。
専用線は、現在いろんな接続プロバイダからそのサービスを実施しています。OCN、ベッコアメ、INFOWEB、TTNETなどなど、最近では代行サービスもあるので吟味してみてから決めて下さい。料金形態も形式によって、各社各種あるとおもいます。
私のところでは、OCNエコノミーで接続しています。OCNはNTTが行っているプロバイダで、値段もリーズナブルだし後々サポートなどもなかなかよく便利です。ちなみにOCNの専用線は、エコノミー、スタンダード、エンタープライズとありますが個人レベルではエコノミーで全然問題ありません。会社の場合は、現在あるPC(今後導入予定も含め)の数を考えて契約することをおすすめします。なぜなら、プランによってIPアドレスの数が全然違うからなのです。なんにしても会社の場合は、各プロバイダに相談してからの導入をおすすめします。あと、同時に接続される人数が多いページを作成される方は、その分多くの情報を送れるプランにした方がいいですね。
1台のPCでサーバーを構築しようと考えている方へ
1台のPCでサーバーを構築しようと考えている方は、接続先を検討する際にここを必ず調べて下さい。”セカンダリDNSの無料(もしくは有料)サービス”これは1台で運営を考えている方は必須項目です。かならず行っているところを選ばれる事をおすすめします。ちなみにOCNでは1回線に対し1つのセカンダリを無料で利用できます。セカンダリDNSを利用される方は、契約される際に一緒にお願いすると工事費が無料になる場合もあるのでよく確認しておいて下さい(一緒には契約できない場合もありますので、接続先におたずねください)。
あとセカンダリDNSは、逆引きゾーン設定の転送先に指定することも一緒にお願いしておいてください。セカンダリDNSの申請と一緒に行わなかった場合、別途料金がかかることがあります。
3.ルーターとはなんぞや?
さて専用線についてはここまでにして、接続する線は確保したとして線とPCをつなぐ機械(ルーター)があります。ルーターについてわからない方は、ちょっと値がはってもプロバイダにお願いすることをおすすめします。プロバイダにお願いするとほとんどのところが、専用線設置工事も含め一緒にルーター設置そしてルーターの設定までお願いできますからその方が楽で便利です。ルーターの設定はインターネットエクスプローラーとかのブラウザからできるモノが多いですが、はっきりいって面倒です。あらかじめ契約の際に一緒にお願いして、工事の時に設定してもらいましょう。
ま、そういう僕もあんまりよくわかっていないので、一緒におまかせするのをおすすめします(^^)。